【飯塚市相田】バルコニー防水工事(塩ビシート防水・機械的固定工法+立上りウレタン防水)|施工事例

施工事例 2026.10.15

飯塚市相田(あいだ)のお住まいで、バルコニーの防水工事を行いました。床一面に苔や藻が広がり、防水層の傷みが心配な状態でした。今回は既存の防水層を撤去せずに上から施工できる「塩ビシート防水(機械的固定・絶縁工法)」で床面を、壁際の立上りは「ウレタン塗膜防水」で仕上げています。施工前から完成までの流れを写真でご紹介します。

工事の概要

施工場所 福岡県飯塚市相田
施工箇所 バルコニー(床面・立上り)
工事内容 高圧洗浄・下地調整/床面:塩ビシート防水(機械的固定・絶縁工法)/立上り:ウレタン塗膜防水/改修用ドレン取付け
主な使用材料 塩ビシート:ニューベストプルーフ(厚さ1.5mm)/絶縁シート:ラジアルシートL600/ウレタン樹脂:プルーフロンエコHG/トップコート:GRトップ

施工前の状態

バルコニーの床全体に、苔や藻がびっしりと広がっていました。苔が生えるのは、表面に水がたまりやすく乾きにくくなっているサインです。表面を守るトップコートが劣化すると、防水層そのものの傷みが進み、やがて雨漏りにつながるおそれがあります。

施工前のバルコニー。床一面に苔・藻が広がっている(飯塚市相田)

施工の流れ

1. 高圧洗浄

まずは高圧洗浄で、苔や汚れをしっかり落としました。汚れが残ったままだと、この後の材料の密着が悪くなります。

バルコニー床の苔を高圧洗浄で落としている様子

2. 下地調整

カチオン系の下地調整材(NSカチオンワン)を床全体に塗り、細かな凹凸を整えました。防水の仕上がりは、この下地づくりで大きく変わります。

下地調整材を床に塗っている様子

下地調整材の塗布が完了したバルコニー

3. 絶縁シート(ラジアルシート)張り

接着剤(ロンタックセメント)を塗り、絶縁用のラジアルシートを張りました。下地と防水シートの間に空気の通り道をつくることで、下地に残った湿気の影響を受けにくくし、シートのふくれを防ぎます。シートの継ぎ目は専用のジョイントテープでふさぎます。

ラジアルシート用の接着剤を塗っている様子

絶縁用のラジアルシートを張っている様子

ラジアルシートの継ぎ目にジョイントテープを貼った様子

4. 改修用ドレン・鋼板プレート・IHディスクの取付け

雨水の排水口には改修用ドレンを取り付け、古い排水口との境目から水が入らないようにしました。壁際には鋼板プレートを、床面には一定の間隔でIHディスクをビスで固定します。これが「機械的固定工法」と呼ばれる理由です。

排水口に改修用ドレンを取り付けた様子

壁際に鋼板プレートを取り付けている様子

床面にIHディスクを一定間隔で取り付けた様子

5. 塩ビシート張り

防水の主役となる塩ビシート(ニューベストプルーフ・厚さ1.5mm)を張りました。シート同士の継ぎ目は溶着剤と熱風で一体化させ、最後に液状のシール材を流し込んで、水の入り口をなくします。

塩ビシートを床に広げて張っている様子

シートの継ぎ目に溶着剤を入れている様子

シートの継ぎ目を熱風で溶かして一体化している様子

シートの継ぎ目にシール材を流し込んでいる様子

6. IHディスクの圧着

専用の電磁誘導加熱(IH)の機械で、シートの上からディスクを温めて塩ビシートとくっつけます。シートに穴を開けずに固定できるので、防水性を損なわないのが特長です。

IHの機械でディスクと塩ビシートを圧着している様子

床面の塩ビシート張りが完了したバルコニー

7. 立上り:ウレタン塗膜防水

壁際の立上りは、形に合わせやすいウレタン塗膜防水で仕上げました。プライマー → 補強用クロス → ウレタン樹脂1層目 → 2層目 → トップコートの順に、一層ずつ重ねています。

立上りに塩ビシート用プライマーを塗っている様子

立上りに補強用クロスを貼っている様子

立上りにウレタン樹脂の1層目を塗っている様子

立上りにウレタン樹脂の2層目を塗っている様子

立上りにトップコートを塗っている様子

施工後

苔に覆われていたバルコニーが、明るいグレーの塩ビシートで生まれ変わりました。床と立上りの境目もしっかり防水し、排水口まわりも改修用ドレンで納めています。

防水工事が完了したバルコニー(飯塚市相田)

完成したバルコニーを別の角度から見た様子

床と立上りの境目の仕上がり

改修用ドレンを取り付けた排水口まわりの仕上がり

塩ビシート防水(機械的固定・絶縁工法)のメリット

  • 古い防水層を撤去せずに施工できるので、廃材が少なくすみます
  • 下地との間に空気の通り道があるため、湿気によるふくれが起きにくくなります
  • シートに穴を開けずにIHディスクで固定するため、防水性を損ないません
  • 工場で均一な厚みに作られたシートなので、仕上がりの品質が安定します

担当より

バルコニーの床に苔や黒ずみが広がっている、ひび割れやふくれがある、雨のあと水たまりがなかなか引かない、といった症状は防水層が傷んでいるサインです。雨漏りしてからでは下地の補修まで必要になり、費用もかさみます。気になる方は早めにご相談ください。

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